
「キャンプに挑戦してみたいけど、どこのキャンプ場がいいのかわからない…」
「海が見える過ごしやすいキャンプ場は、どこだろう」
そんなふうに迷ってはいませんか?
今回選んだのは、宮城県にある【休暇村気仙沼大島キャンプ場】です。
結論からいうと、ここはキャンプ初心者でも安心して楽しめる、自然も設備も◎な穴場スポット。
ソロキャンプやファミリーでも不安なく過ごせる、「また来たい」と思える場所でした。
この記事では、実際に行ってきた体験をもとに、
- アクセス方法
- サイトや設備
- 初心者目線で楽しむポイント
などを写真とともにわかりやすく紹介します。
「景観も抜群で初めてのキャンプにぴったりな場所」を探している方の参考になればうれしいです!
【休暇村気仙沼大島キャンプ場】ってどんなところ?

【休暇村気仙沼大島キャンプ場】は、「初めてのキャンプでも安心できる」と評判のキャンプ場。
理由はシンプルで、設備が整っていて静かで、自然も豊かだから。
キャンプサイトは整地されて、初心者でもテント設営がしやすい平らな地面。
トイレや炊事場もきちんと管理されていて清潔でした。
木陰が多く、夏でも涼しく過ごせそうな印象です。
周りはカップルや、ソロキャンパーの方がちらほら。
降水確率90%でも風がほとんど吹かなかったので、雨音を子守唄に夜もぐっすり眠れました。
アクセス方法と現地の雰囲気

気仙沼大島には、以前はフェリーでしか行けませんでしたが、2019年に開通した「気仙沼大島大橋(通称:鶴亀大橋)」のおかげで、今は車で島に渡ることができます。
🚗 車でのアクセス(仙台から)
所要時間:約2時間30分 距離:約150km
おもなルート
仙台市内から三陸自動車道を利用し、気仙沼中央ICで下車
気仙沼市内から気仙沼大島大橋を渡り、キャンプ場までは車で約20分
最寄りの高速道路IC
三陸自動車道をご利用の場合、仙台方面からは「浦島大島」、岩手方面からは「気仙沼鹿折(けせんぬまししおり)」(いずれもハーフインターですので片方向しか乗り降り出来ません)
私も、車でアクセスしました。道幅も広く迷うことなく無事に到着。
カーナビで「休暇村気仙沼大島キャンプ場」と検索すればすぐに出てくるので、初心者でも安心のアクセスルートです。
観光としての遊覧船は、気仙沼港や大島から出航しています。
ベイクルーズでの観光も楽しみたい方は、「大島汽船株式会社」で検索してみてください。
到着してから設営するまで(テント設置済み!ロッジ型サイト)

【休暇村気仙沼大島キャンプ場】の利用時間は
チェックイン:13時
チェックアウト:18時
*通年利用できます。
キャンプ場から車で1分(徒歩7分ほど)の、休暇村気仙沼大島の宿泊施設のフロントで受付します。
今回は事前にオートサイトを予約。しかし、当日の午後から翌日の朝まで雨予報。到着時からまったく止む気配はなし。
連休最終日からの1泊2日のキャンプは、空きがあり。設営でのずぶ濡れ回避のために、受付の際「テント設置済み!ロッジ型テント」にサイト変更しました。
スタッフさんも優しく対応してくださり、チェックイン手続きもスムーズに。
「テント設置済み!ロッジ型テント」サイトは段違いで区画整備されて、荷物を運ぶ時は車の乗り入れもOK。
到着してまず感じたのは、「静かで落ち着いた雰囲気」でした。
写真の黒猫さんが、無言のお出迎え。
また、隣のサイトとの距離もしっかり取られていて、プライベート感があるのも◎。
雨キャンプの過ごし方
海の眺めは、白とグレーのグラデーション。波としずくのしっとりしたメロディーが、日常の疲れをゆっくりほぐしてくれる。
バーナーで沸かした湯で入れたコーヒーを飲み終えたら、ちょうどよい時間になったのでまずはお風呂へ。
休暇村宿泊施設内の大浴場は、キャンパーも利用可能です。
利用時間 | 13:00~16:00(最終受付15:00) |
---|---|
料金 | 大人:有料 子供(4歳以上)有料 |
移動時間 | キャンプ場から徒歩10分。車で2分。 |
備考 | 浴室にはシャンプー・リンス・ドライヤー等完備 |
天気が良い方のにこしたことはないのですが、雨キャンプも準備次第でスムーズに過ごせます。
雨の日キャンプを楽しむために、こちらも参考にしてみてくださいね☟

夕食&夜時間、そして雨の静けさ


今日の夕食は、気仙沼「海の市」で仕入れたカニしゃぶと、途中の道の駅「三滝堂」で見つけた韓国風お弁当。
コンロと鍋で温めるだけの簡単メニュー。自然の中で食べると驚くほどおいしい。
写真のドリンク類と鍋用のポン酢はいづれも、気仙沼市内「海の市」で購入。
食後は、ゆっくりとランタンの明かりで過ごしました。
まわりは20時ごろにはほとんど静まり、雨音だけが聞こえるしっとりした夜に包まれました。
晴れていれば、星空も見事でしょう。次回は木々の間から見える、街では絶対に見られない夜空を見たいなあ。
朝の空気とキャンプ場から見える海

翌朝は6時前に起床。心地よい雨音のBGMに包まれて、明るくなった外を感じながら自然に目が覚めました。(夜中の0時ごろ、一時的に風が強かった…けど、想定内)
曇り空の下、人の気配も感じない、波音だけがリフレインする早朝のキャンプ場内を散策しながら写真撮影。
夢中でシャッターを切っていると「あれ?画面が水滴でぼやけている…」
今回のキャンプは、滞在中一度も雨模様からも逃れられず。たまに雨女化するわたし。
そのため、早々に撤収して朝食は気仙沼市内で食べることに。
(素敵なモーニングの様子はこの記事の最後にのせています
)【気仙沼大島・国民休暇村キャンプ場】サイトの種類と料金
ここからは、どこにしようか迷ってしまう魅力的な3種類のサイトをご案内します。
- フリーサイト
- オートサイト
- 休暇村オリジナル ロッジ型テント
順番に、写真をもとに説明します。
*マップは公式ホームページより引用いたしました。


キャンプ場に入ると、このような案内看板。左手に上って行けばオートサイト。まっすぐ進むと、海が見えるフリーサイトです。
海がよく見えるフリーサイト

もっとも海の近くを感じられるフリーサイトです。
幻想的なオレンジやピンク色のグラデ―ションの絶景、途切れることのない太平洋からの壮大な響きを1日中堪能したい方はこちらがよいでしょう。
たいへん人気のサイトのため、ベストポジションをゲットするには、早めに並んでの受付が必要とのことです。
- 環境:芝生
- 受け入れ数:約10張
- サイト使用料:1,500円
- 管理費(1名あたり)
- 大人:600円
- 小学生:600円
- 幼児:600円

設備が充実しているオートサイト
各オートサイトは、車をテントの脇に駐車してキャンプができる十分な広さがあります。
地面は芝生と土が混ざったような柔らかい質感で、ペグも刺さりやすい感じ。
水道・AC電源付きで快適なキャンプが楽しめます。
オートサイトは二か所に分かれていて、山側のサイトは小高い場所(マップの北側)にあり、キャンプ場全体を見渡せる。
もう一か所の、フリーサイトに隣接する平らなオートサイト(マップの右下)は、サニタリー棟に近くて便利です。
マップの1~10はこちら(小高いサイト)



マップの11~14はこちらです(フリーサイトの隣)

- 環境:芝・土
- 区画数:14区画
- サイト使用料:4,500円
- 管理費:(1名あたり)
- 大人:600円
- 小学生:600円
- 幼児:600円
手ぶらでも泊まれる常設サイト【休暇村オリジナル ロッジ型テント】
常設サイト【休暇村オリジナル ロッジ型テント】は、下からの浸水がなくて、高床式の常設テント。
テントを張る手間がなく初めての方にも安心です。
今回の雨キャンプは、予定を変更して常設テントに泊まって大正解でした。
電源付きでコールマンのエアマットもあり、電気毛布を持参したので家で寝るより快適でした。

サイトごとに、バーベキュー用コンロも設置されています。

荷物を積み下ろしたら、車はこの駐車場にとめてください。

- 環境:プラットホーム型
- 区画数:8区画
- サイト使用料:5,000円
- 管理費(1名あたり)
- 大人:600円
- 小学生:600円
- 幼児:600円
【休暇村気仙沼大島キャンプ場】の過ごしやすい設備情報
【休暇村気仙沼大島キャンプ場】は、快適なキャンプに必要な設備がすべて整っているのも魅力のひとつです。
- 炊事場
- トイレ
- シャワーや入浴
- 必要なものの購入やレンタル用品など
それぞれ説明しますね。
炊事場は?サイトごとの使いやすさをチェック
炊事場は各キャンプエリアにあり、複数の流し台と広めの作業スペースが設けられていました。
水道は飲料可能で、お湯は出ませんが、しっかりとした蛇口&排水構造でストレスなく使えます。
調理台や炭火のスペースもあり、簡単な食事作りには十分でした。
まずは、小高い方のオートキャンプエリアの炊事場

こちらは、フリーサイトの炊事場です。
サイトごとの炊事場には、食器用洗剤とスポンジも設置されていました。

常設テントエリアにも、専用の炊事場があります。

トイレは?清潔感と使いやすさに注目
トイレは管理棟やキャンプサイトの近くにあり、洋式タイプでウォシュレット付き。(オートサイトのトイレは和式の水洗)
施設自体は新しくはないものの、きちんと清掃されており、清潔感は十分ありました。
夜間も照明(一部センサーライト)がしっかりついているため、暗がりに迷うこともなく、女性のソロキャンでも安心して使える環境だと感じました。


薪は買えるの?レンタル用品の種類は?
販売商品 | 薪(5kg)700円・網(1枚)200円・固形燃料50円 |
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レンタル | 鍋(大)200円・鍋(小)150円・飯盒200円・トング50円・スプーン50円・包丁50円・まな板50円・ へら50円・おたま50円・ざる50円・ボウル50円・毛布200円・鉄板500円 |
薪は、受付時に購入可能です。宿泊施設内の売店は、お土産を買うにはもってこいの品揃えですが、キャンプ用の食材などは販売していません。
食材は事前にスーパーや市場などで用意しておくのがベストです。
手ぶらでのキャンプ希望の方は、公式ホームページから予約可能です。
パンフレットは、こちらから↓
https://www.qkamura.or.jp/kesen/booklet
シャワー・入浴施設について
サニタリー棟には、温水シャワーも設置されているので、汗をかいてもさっぱりと気持ちよく過ごせるでしょう。
利用時間 | 24時間利用可能 |
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料金 | 3分:200円 |
移動時間 | 各サイトから1~2分 |
- 石鹸・シャンプー等は持参してくださいね。

ゴミの分別と処理方法
ゴミは分別してキャンプ場内の指定の場所に出すことができます。
チェックイン時にゴミ袋のルール説明があるので、それに従えばOKです。
可燃ごみは、炊事場にある専用バケツに捨てられますが、キャンプ場内にネコもいるので、いたずらされないよう各自で管理してください。
灰や炭用の専用処理箱もありました。
気仙沼大島キャンプをオススメする3つのポイント

天候に恵まれたら、青い海や深い緑の木々からの自然のパワーをチャージできる【休暇村気仙沼大島キャンプ場】
多少天気が崩れたとしても、ゆったりした非日常的な贅沢時間を満喫できるオススメポイントは、以下のとおりです。
ソロキャンプや初心者にもやさしい:気仙沼市内からの車でのアクセスもわかりやすいく運転しやすい。キャンプ場の落ち着いた環境や整った設備で、キャンプに不慣れな方でも不安なく過ごせます。
周辺の観光も楽しめる立地が魅力的:宮城県屈指の観光地気仙沼。市内での海鮮グルメや港町特有のスポットや遊覧船など、キャンプ前後に観光も楽しめます。
さまざまなオプションが選べる:サイトの種類はもちろんのこと。食材のみ持ち込みの常設テント泊キャンプや何も持参しない「お手軽キャンプ」など、好みのオプションが選べます。
【休暇村気仙沼大島キャンプ場】は初心者でも快適に過ごせる!
この記事では。宮城県内で一度は泊まってみたい高規格な【休暇村気仙沼大島キャンプ場】を紹介しました。
これからの季節、海と山の美しい自然を欲張って体験したい方は、気軽なキャンプも試してみてください。
一度はまってしまうと、やめられなくなるかもしれません。
ゆるキャン仲間、随時募集中です!
大人のゆるキャンプ:朝食は気仙沼の歴史を感じる喫茶店でモーニングを味わう
これからキャンプを始めたい方へ
いかがでしたか?この記事を見てキャンプをしたいと思った方は、以下の記事も参考にしてみてくださいね!

