結婚式で黒留袖を着る方必見!失敗しないための知識とポイントを解説 

子どもの結婚式で黒留袖を着る予定のあなたは

  • 初めての黒留袖を失敗しないよう着こなしたい
  • 黒留袖をレンタルするときに押さえておくポイントは何だろう
  • 結婚式の衣装以外の準備で親としてできることを知りたい 

と考えてはいませんか?

結論からいいますと、結婚式で初めて黒留袖を着る場合、親としての役割を果たすためには、適切な知識とマナーを身に着けることが重要です。

なぜなら、主役の新郎新婦にとって最も身近な存在として、ゲストが快適に参加できるように裏方としての配慮が求められるからです。

結婚式は、子どもの素晴らしい新たなステージを祝福する場であり、招待した皆さんと特別な時間を共有したいですよね。

この記事では、新郎新婦の親として、黒留袖を着る際に失敗しないポイントや、結婚式のためにできる準備を紹介します。

具体的には

  • 初めての黒留袖を着る際に知っておきたい3つのこと
  • 黒留袖のレンタル時にオススメの店を見分ける6つのポイント
  • 当日までに衣装のほかに親が準備しておきたい3つのこと

をお伝えします。

この記事を参考にして、お子様の結婚式を盛り上げるために、黒留袖を素敵に着こなしてみましょう。

目次

1章:初めての黒留袖を着る際に知っておきたい3つのこと

お子様の結婚が近づくと、結婚式や披露宴の準備で忙しくなりますよね。親としてはうれしい反面、いろいろとあわただしいこともあるでしょう。

結婚式の準備は、基本的には新郎新婦が主役ですが、親としては当日の服装にも気を配りたいものです。

とくに、新郎新婦の母親としては、黒留袖という日本の伝統的な衣装を選ぶことが多いです。

和装に不慣れな方でも、子どもの結婚式に黒留袖を選ぶ方はよくあります。

そこで、初めての黒留袖を着る際に知っておきたい基本的なマナーやポイントについて、わかりやすく説明します。

黒留袖の基本的なマナーや知っておきたい3つのことは、以下のとおりです。

  • 黒留袖を結婚式で着るのは主役にもっとも近い立場の人
  • 黒留袖を結婚式で着るときのポイント
  • 【年代別】オススメの黒留袖の種類

それぞれ説明します。

 1-1:黒留袖を結婚式で着るのは主役にもっとも近い立場の人

黒留袖は、格式のあるお祝い事で着る伝統的な衣装であり、既婚女性の第一礼装です。

通常は、新郎新婦の母親や親戚、仲人婦人などが着用します。

さらに、かしこまった格別の儀式において、招待客を迎える立場の既婚女性が黒留袖を着用することで、参列していただいた方への敬意と感謝の意を表せます。

黒留袖は、結婚している女性が着る和服の中でも、もっとも格式が高く、おごそかな儀式や特別な行事では、とくに重要な衣装といえるでしょう。

1-2:黒留袖を結婚式で着るときのポイントは7つ

実際に黒留袖をを着る場合、マナーや気を付けたいポイントがあるため、具体的に何をどのようにすればよいかを解説します。

  1. 髪型は基本アップスタイル
    • 黒留袖はを着るときは、着物に似合うアップヘアが原則です。前髪もアップにした方がすっきりします。ショートヘアやボブスタイルの方は、おろしたままの状態で髪をセットしてもらい、表面が乱れないように、スプレーなどで整えるのがよいでしょう。
  2. ネックレスやイヤリングなど装飾品はNG(結婚指輪はOK)
    • 黒留袖のときは、上品な感じの髪飾り以外のアクセサリーはつけないのがマナーです。
  3. メイクは普段よりしっかり、色づかいと目元口元に注意
    • 多くの色を使いすぎず、いつもよりしっかり目のメイクを心がけましょう。ナチュラルメイクよりも、色使いに配慮した仕上がりが理想です。ファンデーションはやや明るめにし、ポイントメークは派手さを抑え、上品にまとめましょう。
  4. 「帯・帯揚げ・帯締め」を選ぶポイント
    • 黒留袖用の帯の色は、お祝い事の色として「金・銀・白」が基本です。3色の中から着物の柄に合うものを選びましょう。
    • 帯揚げ(帯の上を飾る布)は、黒留袖に映える白を選ぶのがよいでしょう。金や銀の糸で刺しゅう入りを選ぶのもオススメです。
    • 帯締め(帯を締める紐)は、帯揚げと合わせて白を選びましょう。柄が入っていても構いません。
  5. 草履とバッグは一式セット
    • 黒留袖にまず必要な小物は「草履とバック」です。色は「金・銀・白」から選ぶのがスタンダードです。バッグは大きめのものを選んでおくと、必要な物がすべて入るため便利です。
    • 黒留袖には、末広(祝儀扇)も装飾品として持つこともオススメです。
    • マスク着用時はシルク地のものにしましょう。
  6. 選ぶべき柄は「格調の高い物」
    • 新郎新婦の母親として黒留袖を着る場合は、「鶴や亀」「松竹梅や菊」「鳳凰や孔雀」など格調の高い柄を選ぶのがオススメです。縁起の良い吉祥模様の柄や刺しゅう入りもよいでしょう。
  7. 黒留袖はレンタルがオススメ
    • 和服の装いには、着物以外の小物類などさまざまな決まりがあり、慣れていないと準備もかなり大変です。親戚などから借りる場合を除いて、プロに相談できるレンタル衣装を利用するのが安心できる方法です。(詳しくは2章で説明します)

1-3:【年代別】オススメの黒留袖の種類

黒留袖は、縁起が良く格調の高い柄を選ぶのが基本ですが、着る方の年齢を意識して選ぶことも大切です。

新郎新婦の母親が黒留袖を選ぶ際の年齢別ポイントは、以下のとおりです。

40~50代の方が着る場合:この年代にふさわしい柄は、大胆な絵柄やカラフルな色合いよりも、やや落ち着いた柄を選ぶのがよいでしょう。結婚式の主役である新郎新婦の母親は、他のゲストよりも格調の高い服装を選ぶ必要があります。上質な深い黒地に鶴や亀、松竹梅など、縁起がよいとされる吉祥文様が間違いない選択といえます。

60代以上の方が着る場合:60代以上の方は、色の数や柄の幅を抑えて、年齢に応じたシックな着こなしがよいでしょう。

参考:晴れ着の丸昌横浜店

2章:黒留袖のレンタル時にオススメの店を見分ける6つのポイント

黒留袖のレンタルは、着物と帯のセットで3~5万円くらいまでが相場で、普及品から高級品まで好みに合わせて選べるのが魅力です。

私が利用したレンタル店は、10万円台のものまで取り揃えてあり、予算によってさらに高級感のある黒留袖も選べました。

黒留袖のレンタル店は、ネットや実店舗などさまざまありますが、とくに、和服になれていない方が安心して黒留袖を着るためのチェックポイントをまとめました。

① 口コミやレビュなど一般の評価が高く、信頼できるレンタル店であ

② 黒留袖のサイズや帯や小物類の種類が豊富に揃っている

③ 利用前後のサービスやサポートのシステムが明確に説明されている

④ 予約から返却までのスケジュールがわかりやすく表示されている

⑤ 金額がや安すぎず高すぎず適正価格である

⑥ ネットでのレンタルだけでなく、実店舗での試着もできる

それぞれ説明します。

2-1:口コミやレビュなど一般の評価が高く、信頼できるレンタル店である

ネットで「黒留袖 レンタル 口コミ」などで検索すると、数多くのレンタルショップがでてきますが、客観的に比較できるサイトがオススメです。

私の場合、結婚式場と提携している貸衣装店が口コミでも比較的高評価だったので、迷わずそちらを利用することにしました。

こちらも、ご覧ください  失敗しない留袖レンタル人気着物レンタル5社徹底比較!

2-2:黒留袖のサイズや帯や小物類の種類が豊富に揃っている

着物のレンタルは小物や着付けの料金も含めると、数万円~10万円以上の予算が必要です。

晴れ日の装いは、自分が納得できて、気に入ったものを選びたいものです。

ネットやカタログで、自分好みの黒留袖やそれに合う小物類を見つけられれば最高です。

品ぞろえの豊富なレンタル店を選ぶのも、納得のいく黒留袖を見つけるための重要な要素の一つです。

2-3: 利用前後のサービスやサポートのシステムが明確に説明されている

レンタルを利用する時に、サービスやサポートがわかりやすく説明されているかどうかは、大切なポイントです。

例えば、男性用モーニングとのセットや複数借りる場合の割引サービスなど、提供されているサービスの例をチェックしましょう。

また、使用後のクリーニング方法や、もしも汚れた場合の保証などがわかりやすく説明されているかも、確認しておきましょう。

2-4: 予約から返却までのスケジュールがわかりやすく表示されている

一般的に主要なレンタル店では、レンタル期間は通常3泊4日ですが、ホテルや式場へ直接届けて回収できるシステムもあります。

自宅への配送を利用し、式場までの持ち運びを避けたい場合は、現地で準備とそのまま返却できるシステムを利用するのがオススメです。

この場合、レンタル期間や配送方法などがわかりやすく説明がされていることが重要です。

2-5:金額が安すぎず高すぎず適正価格である

着物のレンタルは、質の良いものを選ぼうとするとかなりの高額になり、だからといって予算を削るのも結婚式当日の見栄えにも反映するので、適正価格から選びたいものです。

私は、まずいただいたパンフレット(3万円~7万円ぐらい)から、好みの柄と年齢相応の物を予約し、

その後、サイズの確認が必要になったため、店舗で試着してからに予算内の黒留袖に決めました。

2-6: ネットでのレンタルだけでなく、実店舗での試着もできる

ネットでのレンタルでは、1万円以下の黒留袖もあり、コスパ良好でお得感があります。

和服の知識があり、普段から着こなしに慣れている方は、写真などから良質の着物の判断が可能ですが、不慣れな場合は、実際に着てみたり違いを説明してもらったりするのが失敗しないコツともいえます。

私は、自宅と店舗が離れており行く予定を決めかねていたところ、連休が取れたため足を運んで試着できたのが正解でした。

実際に着用しいくつかの柄を見比べることで、予算範囲内から納得のいく黒留袖を選択できました。

ヤフー知恵袋にも、子どもの結婚式で黒留袖を選んだ母親からの質問が寄せられています。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12239794007?__ysp=57WQ5ama5byP44CA6buS55WZ6KKW44CA5aSx5pWX

 Q&A:子どもの結婚式で黒留袖以外の衣装を選ぶ際に気を付けたいこと

新郎新婦の母親としての装いには、黒留袖以外の選択肢もありますが、他の着物をオススメしない理由や洋装を選択する場合の注意点を質問形式でお答えします。

質問1:結婚式に着ていく着物は、黒留袖以外はダメですか?

回答1:新郎新婦の母親や姉妹・祖母、叔母など親族が結婚式に着物で出席する場合は「正礼装」や「準礼装」にするのが一般的なマナーです。

冠婚葬祭などの儀式で着用する「正礼装(第一礼装)」には、黒留袖、色留袖、振袖、喪服などがそれにあたります。

和服のしきたりでいえば、新郎新婦の母親がの黒留袖を着る場合、親族の既婚女性は黒留袖や色留袖、未婚女性なら振袖がふさわしいでしょう。

参考:母親が結婚式で黒留袖を着る理由とは?ドレスではだめ?

 質問2:子どもの結婚式にドレスを着たいのですが、やはり黒留袖以外は好ましくないのでしょうか?

回答2:新郎新婦の母親が着用する衣装といえば黒留袖が思い浮かびますが、最近ではマザードレスとも呼ばれる洋装を選ぶ方も増えています。

洋装のドレスの場合「正礼装」は、アフタヌーンドレスまたはイブニングドレスです。洋装にはドレスコードがあり、疑問や不明点はウエディングプランナーなどに確認するのがよいでしょう。最も重要なのは、両家の両親が着用する着物やドレスの格をそろえることです。

もし、ドレスを着用したいとお考えの場合、お相手のご両親と事前に話し合い、格を統一することをオススメします。

参考:結婚式で母親が着用する「マザードレス」とは? 選び方や着こなしの基本マナー

3章:結婚式当日までに衣装のほかに親が準備しておきたい3つのこと

子どもが結婚を決めたら、最近では結婚式や披露宴をおこなうかどうか、またおこなう場合どんな形式にするかは、新郎新婦次第でさまざまです。

親としては、二人の考えを尊重しつつ、彼らの新しい一歩を応援することが大切です。そのために、親として結婚式当日までにできることや、心構えを以下の3つにまとめました。

  1. 両家の顔合わせをおこなう
  2. 結婚の報告をする
  3. 式や披露宴をおこなう場合はサポートをする

それぞれ説明します。

3-1:両家の顔合わせをおこなう

結婚が決まったら、まずは子どもやそのパートナーからの報告を受け、温かく祝福しましょう

結納の有無や形式は、本人たちや両家の希望によって異なりますが、私たちの場合は、本人たちの考えや私の友人などの例を参考におこなわないことにしました。

代わりに、両家が遠く離れているため直接会う機会が少なかったので、地元に観光がてらパートナーのご家族が私たちを訪ねてくれました。

その際、両家の家族が温泉旅館にに泊まりながら、ゆっくり話す機会となり有意義な時間を過ごせたのがよかったです。

初対面でも、雰囲気が和んでおり、リラックスしてお互いのことを知ることができましたよ。


両家の顔合わせや結納の方法は、両家の意向をしっかり確認し、子どもたちの希望を尊重することが大切です。

3-2:結婚の報告をする

結婚の報告は、親族に対しては、通常親から行う方がベストです。祖父母や親の兄弟姉妹には、適切なタイミングで報告するのがよいでしょう。

私たちの子どもは、両親が働いているため保育園の送迎など、両方の祖父母の協力があって、安心して幼少期をすごせたという事実があります。

そのため、彼らの喜びをすぐに共有するために結婚報告をしました。

一方、親の兄弟姉妹は年に1度くらいしか会わない関係でしたので、両家の顔合わせが終わってからの報告でした。

どちらにしても、親戚への結婚報告は、後の結婚式の招待にもかかわるので、親が行うのがスムーズでしょう。

2-3:式や披露宴をおこなう場合はサポートをする

結婚式や披露宴をおこなう場合は、、子どもたちが会場を選ぶ際に、親としての留意点を伝え見守る立場になりましょう。

ゲスト選びや席次の決定は、本人たちの意向を尊重しつつ、親戚との関係性も考慮して親としてのアドバイスが必要です。

私たちの場合、最初は本人たちの意向で結婚式などは一切行わない方向でした。

母親として娘のウェディングドレス姿だけは見たいと思い、写真だけでも撮ってほしいと希望したところ、それならば、近しい人だけで結婚パーティー(披露宴)を開いた方がよいとの意見になり、新郎の地元で結婚パーティーを開催する運びとなりました。

結婚式当日などの詳細については、今後の体験をもとに随時更新予定です

これらの準備と心構えを持つことで、子どもの結婚式をスムーズに進行させ、素晴らしい一日を迎えることができるはずです。お子さんの幸せな結婚式を心から祝福し、サポートしていきましょう。

まとめ:結婚式での黒留袖で失敗しないためは、親の役割を理解し知識やマナーを身につけよう!

子どもの幸せな結婚式を迎えるにあたり、親として大切なことを考えながら、その中で、黒留袖を失敗せずに上手に着こなす方法と結びつけて説明してきました。

黒留袖が初めての方でも、知っておくと安心な情報として

初めての黒留袖を着る際に知っておきたい3つのこと

  1. 黒留袖を結婚式で着るのは主役にもっとも近い立場の人
  2. 黒留袖を結婚式で着るときの7つのポイント
    • 髪型は基本アップスタイル
    • ネックレスやイヤリングなど装飾品はNG
    • メイクは普段よりしっかり、色づかいと目元口元に注意
    • 「帯・帯揚げ・帯締め」を選ぶポイント
    • 草履とバッグは一式セット
    • 選ぶべき柄は「格調の高い物」
    • 黒留袖はレンタルがオススメ
  3. 【年代別】オススメの黒留袖の種類

さらに、レンタル衣装を利用する際に、よりよいお店を見つける方法として

黒留袖のレンタル時にオススメの店を見分ける6つのポイント

  •  口コミやレビュなど一般の評価が高く、信頼できるレンタル店である
  •  黒留袖のサイズや帯や小物類の種類が豊富に揃っている
  •  利用前後のサービスやサポートのシステムが明確に説明されている
  •  予約から返却までのスケジュールがわかりやすく表示されている
  •  金額がや安すぎず高すぎず適正価格である
  •  ネットでのレンタルだけでなく、実店舗での試着もできる

チェックポイントを6つにまとめました。

そして、親として子どものためにできることを、考えながら実践している内容として

結婚式当日までに衣装のほかに親が準備しておきたい3つのこと

  • 両家の顔合わせをおこなう
  • 結婚の報告をする
  • 式や披露宴をおこなう場合はサポートをする

以上の3つをあげました。

親としても初めてのことばかりで日々戸惑っていますが、新郎新婦にとって最高の1日となるように最大のサポートをしていきたいです。

50代ならではの楽しみの一つとして、私自身も有意義な時間をすごしたいと思います。

これから、お子様の結婚を迎える方へ、少しでもお役に立てれば幸いです。

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