ソロキャンプも回数を重ねて行くと好みのギアや使いやすそうなものを購入し、少しずつ必要な道具が増えていきます。
ある程度まで道具が揃うと、車へ積み込む時や家での置き場所も手狭になってきます。
「道具がどんどん増えてしまう問題」はキャンパーなら一度は悩んでしまうテーマでしょう。
何度かキャンプをこなしていくうちに全く使わないものも幾つかでてきたりもします。
なるべく少ない荷物でも工夫次第でソロキャンプを充実させる解決方法はあります。
50代女性のキャンプとなると、こだわりギアで楽しみたいのも半面、設営や撤収の時重い荷物の出し入れが負担に思うことも度々でてきます。
一見矛盾が感じられますが、荷物の軽量化やコンパクトにすることで、より快適なソロキャンプが楽しめるようになるのです。
キャンプを十分楽しみながら荷物での負担を少なくするためにはどのように工夫をすればよいのでしょう。
女子ソロキャンプ歴3年になる私が、実践している解決方法や使っているギアなども含めてお伝えします。
第1章:まずはこの3つのことをやってみよう!
第2章:荷物の軽量化にポイントとなる用具
第3章:私が実際に試していること
第4章:他にもこんな方法があります
第5章:キャンプを楽しむために気を付けたいこと
第6章:キャンプの荷物が多すぎ!解決方法のまとめ
第1章:まずはこの3つのことをやってみよう!
まず最初に、ソロキャンプでの荷物を少なくするために必要なことを具体的に3点お伝えします。
以前のキャンプで使わなかった物を整理する
キャンプの回数を重ねるとどうしてもキャンプギアが増えていきます。
気候の変動など何があるか分からないキャンプなので、安心のためについつい荷物がかさばってしまいます。
そうすると、キャンプ中に一度も使わずにただ持って帰ってくるものがいくつか出てきます。
例えば、予備のガス缶や新しいグランドシート、多めに持っていった食器類などです。
ガスバーナーの代わりになる固形燃料は小さくて邪魔にならないので、必ず持ち歩くと便利です。
飲み物で言えば、ソロキャンプでは保温保冷のタンブラ一が1個あれば困ることはほぼありません。
一度のキャンプで全く使わなかったものは、次のキャンプから持ち歩かないようにすれば少しずつ持ち物が減っていきます。
一台二役の道具を使う
新しいギアを買う時に使い回しができるかどうかも考えると良いと思います。
例えば、焚き火台とバーベキュー用のグリル、これに関しては両方使えるものがかなり多く出ています。
焚き火と炭火両方で調理ができるものがおすすめです。
調理器具で言えば、ホットサンドメーカーはフライパンとしても代用できるので、これひとつで美味しいスイーツや焼き料理も可能です
また、夜間使用するライトについても通常の灯りのほかにセンサーライトの機能があるものも便利です。
コンパクトなものを選ぶ
コンパクトというのは、どちらかというと収納時に小さくなるものを選んだ方が良いです。
例えば、折りたたみ式より組み立て式の方が小さく収納できます。
また、重ねて持ち運びができるなどスタッキングがしやすいものもオススメです。
こちらのタンブラーは重ねてスタッキングできるので、色違いで揃えるのもいいですよね。保温保冷機能も過ぐれています。
収納ケースが手のひらに乗るくらい小さく持ち運べるシングルバーナーです。
第2章:荷物の軽量化にポイントとなる用具
テント
テントに関してはソロ用であれば、さほど収納時に大きくならないと思います。
キャンプの時は日陰でまったりする時間も必要なので、テントの他にタープも欲しくなります。
タープを持ち歩く時は、ポールもセットになるので荷物は多めとなります。
そのためテントを選ぶ時は、タープ代わりになる前室付きのものが良いと思います。
チェア
チェアもキャンプの時には必ず持っていくものです。
大きめの椅子でリクライニング機能などが付いている方が座り心地は良さそうです。
種類もかなりあるため、ロータイプのチェアーで機能性の高いものを選んだ方が収納時コンパクトになると思います。
テーブル
テーブルに関しても使いやすさを考えれば、ある程度大きいものの方が良いと思います。
荷物の軽量化を重点にすれば、熱に強いミニテーブルがおすすめです。
小さくたためるタイプもかなり出ているので、そういうのから選ぶのもよいでしょう。
シュラフ
シュラフの素材の種類には化繊とダウンの二つがあります。
荷物の軽量化にはダウンの方がお勧めです。
その理由として、軽くて小さく収納できるからです。
同じ保温性であれば高価にはなりますが、長い目で見るとダウンのシュラフの方が良いと思われます。
焚き火台((バーベキューグリル)
前の項目でも伝えしましたが、一台二役という目的でも焚き火台とバーベキューグリルは両方使えるものがおすすめです。
ソロ用でも色々な種類が出ています。
第3章:私が実際に試していること
タープは使わない
テント以外の日陰でゆっくり過ごしたいために、タープはキャンプを初めて早いうちに購入しました。
ドーム型のテントだったので設営も比較的楽でしたが、タープを立てるのはなかなかの技術が必要です。
張り方が甘いとすぐに風にあおられたり、夜中にポールが倒れて直す羽目になったり初心者にとってはちょっと難しい感じがありました。
そのため二代目のテントはワンポールで立てられる、大きな前室のついているテントにしました。
そちらを使うようになってからはタープもポールもほとんど持ち歩かずにキャンプを行っています。
車中泊にする
オートサイトであればテントがなくても泊まることができます。
車中泊もオプションとして考えておけば、急に大雨が降った時などの避難としても安心です。
比較的設営のしやすいカーサイドタープも出ていますので、そちらを利用するのもアリだと思います。
テントの代わりにタープを持ち歩くことになるので、荷物の軽量を重視した場合、どちらがいいかは好みの問題になるでしょう。
買い換える時はコンパクトなものにする
キャンプに使う道具は劣化することも多く、また慣れないうちは取り扱いも不慣れなため壊してしまうこともあります。
必然的に買い替えとなりますが、その際に選ぶ基準としては使い勝手も重要です。
それに加えて、以前に使っていたものよりなるべく小さいものを買うようにしています。
3年間のキャンプ生活のうちにそれを繰り返し行ってきました。
すると、自然に持ち物の量も少しずつ減ってきています。
小物類を入れる収納ボックスなども初めから大きいものにぜず、その中に収納できるものを考えながら買うのが良いと思います。
第4章:他にもこんな方法があります
レンタル良品も併用する
最近のキャンプ場では、レンタル用品が充実している所が多いです。
そちらを賢く利用し、実際持ち歩くものを限定するのもありだと思います。
例えば焚き火台やバーベキューグリルなども、こだわりがなければ現地で借りる方法があります。
キャンピングカーを使う
ソロキャンプではあまりないケースですが、年に何度かしかキャンプに行かない場合はキャンピングカーのレンタカーを使うのも方法の一つではないでしょうか。
キャンピングカーにはベッドや水道、調理器具その他の家具なども全部設置されています。
アウトドアの初心者でテントに泊まるのに躊躇するご家族などがいる場合にも、お試しとしてキャンピングカーを利用するのが良いと思います。
第5章:キャンプを楽しむために気を付けたいこと
キャンプでの荷物を軽量化するのに重点を置きすぎて、せっかくの楽しみが半減するのは避けたいことです。
例えば必要な防寒具などを持ち歩かなかったために、体調を崩したりしないように気を付けましょう。
また、安全のために必要な道具であるライトなども、テント用や夜間の歩行用など必要なものは持ち歩かなければなりません。
キャンプでの楽しみは人それぞれです。
第6章:キャンプの荷物が多すぎ!解決方法のまとめ
- 身軽で行動が楽になり、設営や後片付けの時間の短縮にもなります。
- 時間を有効に使えるので、自分が楽しみたいことに時間を多く使うことができます。
- 軽量化を意識することでキャンプに本当に必要なものだけを持っていくことができるようになります。
- 荷物の軽量化がうまくいけば、車を使わずに公共機関などを使ってキャンプに行くことができます。すると、排気ガスの排出も軽減され自然との調和がとれるようになります。
- 重い荷物の運搬から引き起こされる腰痛や過度な疲労感を予防できます。(これはかなり重要)
このようにソロキャンプでの荷物を減らすメリットを生かしながら、一年でも長く有意義な時間を過ごせるようにしたいものです。