今回は岩手県南の平泉町、源義経に縁のある「高舘義経堂」に行ってみるのが第一の目的でした。
眺めの良いキャンプ場を探したところ、その隣の一関市に天気次第では海まで見える「望洋平キャンプ場」を見つけ、行ってみたくなりました。
高舘義経堂
まず平泉町へ向かいます。町内の線路沿いに小さな看板あり。
坂道を少し登ると駐車場。そこから2,3分歩くと入口が。
入場料金300円と御朱印代700円。
階段を歩き右手に松尾芭蕉の記念碑、左手に義経が祀ってある小さなお堂がありました。
遠い昔、藤原3代の栄華を偲び、松尾芭蕉がひとしきり涙したという有名な俳句が読まれた場所。
新緑の木々に囲まれ、見晴らしの良い高館からあたりを見渡すことができます。
静寂の中、タイムスリップした気分になりました。
https://hiraizumi.or.jp/course/
海まで見える絶景のキャンプ場
望洋平キャンプ場の場所
平泉から望洋平キャンプ場まではそんなに遠くないと思いこんでいたら大間違い!
合併してかなりの広範囲まで一関市となっている。山の上り下りを繰り返しやっと室根町へ。
住所:岩手県一関市室根町折壁字室根山1-177 電話:0919-64-3701
キャンプ場の様子
山のふもとの神文ストアで食料調達。前沢牛がお手頃価格で。夕食のメインデッシュは決まり。
13時にチェックイン。
入場料:宿泊525円 フリーサイトテント:1050円
サイトはオートサイトもあり。バンガローに泊まることもできます。
青空で天気は良いけど風がちょっと強いかな。
駐車場には軽トラ1台のみ。まさかの貸し切り?受け付けの方も「今日は他の予約はありませんよ」「電気はついてますからね、シャワーは今使えないんです」と淡々と。
多少の不安はよぎったけど、ツツジも柔らかいオレンジ色で咲き誇っていてオ―トキャンプ場の一番景色の良い所に今夜の寝床を確保。
大きな木の下でタープを設営。ポールの固定はいつもよりペグを多めに打つ。
長距離運転の疲れもあり、車中泊仕様にマットや寝袋をセッティングしたらそのままお昼寝。
気が付くと時計は16時。お米を研いで夕食の準備を。焚火も始めるか。
この時間までは気仙沼まで見えるくらいの天候でした。
雲行きがあやしげに
夕方にかけて麓を見て見ると、すっかり下界が真っ白なモヤでおおわれている。
時間がたつごとに周りにも霧がかかってきた。
夕食は甘くてとろけそうな前沢牛を、半分は塩コショウで焼いてもう半分はレタスとチーズで巻いたのにみりんと醬油で味付けしたもので。
桃のカクテルを飲みながら、炊き立てのご飯も一緒に。大満足のディナーでした。
時間ごとの天気予報には明け方から雨の予報が90%。
肌寒くなってきたのでヒートテックを着込み、多少濡れてもよい物だけタープの中に。あとは車内でゴロゴロ過ごそうと。
風が吹いてきたようでパタパタと音が鳴り始める。雨音も聞こえているではないか。
まだ真っ暗だし、タフトは全く揺れもせず。朝まで寝ようっと。
明るくなって目覚めるも曇りで窓ガラスには水滴が。
またもやタープのポールが1本倒れている。今年のキャンプは毎回このパターンです。
大荒れの中での撤収作業
ドアを開けてびっくり!まるで台風並みの雨と風が。
タフトの中ではそれほどの悪天候になってるとは気が付かなかった。
これでは外での朝ごはんは到底無理。今回購入した「ちょこっと家電」で湯を沸かしコーヒーを入れて、パンもそのプレートで焼いてささっと済ませよう。
ポータブル電源はほんとに重宝してます。
ここからが正念場。外の荷物を車内へ積み込み、タープを撤収しなくては。
しかし、室根山の頂上の一番見晴らしの良い所ということは、最も風当たりが強いということ。
ウインドブレーカーの帽子をかぶるも風で飛ばされ、びしょ濡れになりながらの撤収作業。
帰り道は・・・
車内を暖房で温めてどうにか体は冷やさずに済んだ。
まだ8時過ぎたばかり。「道の駅むろね」9時開店。それに合わせて下山としましょう。
完璧ソロ車中泊の望洋平キャンプ場、絶景と台風並みの荒天で忘れられないと思い出となりました。
道の駅でお土産を買って、近くで早めに入れる温泉をセレクト。
千厩町の「ホテル三嶋の湯」で温まり気分もすっきりして帰りのドライブ。
まとめ
往復で200㎞弱の距離。
それでもさほど疲れなかったのはタフトの座席クッションが良かったのと、ナビやスマアシなど最新の機能で私の下手な運転をサポートしてくれたから。
夜景は見られなかったけれど、自然の厳しさや美しさを体感できた一泊二日のキャンプ旅。
これからも、まだ見たことない景色をたくさん見られますように。
夏草や兵どもが夢の跡